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種苗養殖餌料

 

ワムシ餌料として

ナンノクロロプシスは「海産クロレラ」とも呼ばれますが、クロレラには含まれていない魚類に不可欠な栄養素を持っています。

魚のえさのえさ

これまで養殖する魚の稚魚を育てる業界では、ナンノクロロプシスをワムシの餌に使用していました。 これにはコストも労力もかかり、また安定した生産が難しいという問題がありました。 やがて代替餌料として酵母やクロレラが用いられるようになりましたが、稚魚が健全に育たないという問題が生じました。 研究の結果、オメガ 3 脂肪酸の欠如により、酵母やクロレラでは必要な栄養が不足するということが分かりました。 現在主流となっているワムシ餌料は安価に大量流通しているクロレラですが、EPA の供給は不可欠であり、 稚魚へ与える前のワムシの仕上げとして、ナンノクロロプシスを与えることによって栄養強化が行われています。
ナンノクロロプシスは、稚魚に必要な栄養を備えた、高品質食品なのです。
このように稚魚にはナンノクロロプシスが不可欠ですが、成魚を育てるときはどうなのでしょうか?現在は大量に安く捕獲できる小さな魚をすり潰して整形した餌を与えて育てています。しかし、ペルー沖でとれるアンチョビに代表される小魚は、漁獲量が不安定で、近年は急激に減少しています。今後は、小魚ではなく植物原料の飼料(例えばダイズ)が主となるでしょう。そこで不足する栄養素であるオメガ 3 やタンパク質などを豊富に含むナンノクロロプシスなどの微少藻類を添加することが必要になります。EPA の添加により、食品としての魚肉に EPA が多く含まれることにもなり、魚の成長、それを食べる人の健康の二つのメリットが生じます。
私たちはそのような日本の食文化の一つの核である鮮魚を低価格で安定的に提供できるよう、また、魚介類の栄養が自然のものと同じになるよう、養魚飼料の原料生産を視野に技術開発を行っています。


 
 

漁業再生の原動力に

世界の漁業生産量は頭打ちの状況にありながら、消費は欧米アジアで爆発的に増えています。他方、日本では食の欧米化や魚介類価格の上昇により、魚介類消費量の減少に伴い EPA や DHA などの機能性成分の摂取量が減少しており、 健康障害が増えることが懸念されています。栄養価の高い水産資源を確保するためにも、養殖事業の促進は重要な課題です。 イービス藻類産業研究所では、高品質のナンノクロロプシスを種苗養殖餌料として安定供給することにより、養殖事業の促進に貢献したいと考えています。    
漁獲量推移
 
    

水産業におけるナンノクロロプシスの利用


概要 ワムシの餌料、二枚貝や甲殻類の補助餌料、水質維持素材。海産魚類の種苗生産に不可欠とされています。
 
利用例 ワムシ、ミルクイガイ、チョウセンハマグリ、アカガイ、アサリ、コタマガイ、イタヤガイ、トリガイ、ツキヒガイ、ヒオウギガイ、ガザミ、アルテミア、チグリオプス、汽水産ミジンコ
  
 
 
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